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2017-10

それってどうなの?新形式になって変わった英検1級

今日は、超マニアックなネタです。
こんなことを書いて喜ぶのは多分NOBUさんくらいでしょう。笑

英検協会は2014年まで合格者平均得点や受験者平均得点を明らかにしていましたが2015年以降はデータを公開していません。

しかし、試験結果表には受験者平均と合格者平均の得点率が星印で示されています。

馬鹿なマニアは当然そこから類推して平均得点率を導き出しています。

新形式になって5回が経過したので、データを整理し旧形式と何が変わったか整理しました。

これが一覧です。

hikaku.png

少し見にくいので、平均だけを取り出したのがこちらです。

hikaku2.png

旧形式は平均得点(1点問題、2点問題あり)で計算しているので、厳密には同じ比較ではありませんが明らかに以前と結果が異なっています。

大きく以下の様なことが言えます。

1.読解の正答率が下がり、特に合格者平均の正答率が下がっている。

2.リスニングについては大きな変化がない。

3.作文の正答率(得点率)が上昇した。→採点が甘くなった。


また従前は全体の得点に読解の比率が高かったものが、読解が下がり作文が上がっています。

これらのことから、合格者像が大きく変わったと言えます。

現行試験では、甘くなった採点と均等に評価されるようになり全体に占める得点比率が高まった作文が書けていれば非常に合格しやすい試験になったということです。

他の2つで失敗しても作文がしっかり書け高得点を取れれば一発逆転が可能になりました。
特に作文の素点の満点は32点で素点1点に割り当てられるCSEスコアが非常に高いため、素点1点の重みが非常に大きく、素点が2点変わればCSEスコアで30点程度はすぐカバーできます。一方、合格ライン近辺の読解1問の素点は5点くらいです。

その結果、読解の点数が以前ほどなくても合格することが容易になり合格者平均の正答率も下がったということになったと考えられます。

その分2次試験のハードルは以前より高くなっているので、英語の運用力や総合的な能力という点ではバランスがとれているのかもしれませんが、従来の英検とは別の試験になったなというのが私の率直な感想です。

特に、2020年に大学入試の外部試験に英検が多く活用されるとすると、もう少しこのバランスの悪いシステムを何とかして欲しいなと思います。そうじゃないとネイティブが書いた作文を30本暗記して適当にマークしただけでも受かる可能性がある試験になってしまいます。

私が予備校の講師なら間違いなくそういう指導を行います。

英検の問題は他の級(特に準1級)を含め読んでいておもしろいし、リスニングのスクリプトも非常に勉強になるだけに、大学入試改革の前に、このいびつな評価方法をもう何とかして欲しいと切に願います。

ということで、受験者の皆さんは作文対策をしっかりしましょうね。

テーマ: 英語・英会話学習 - ジャンル:学校・教育

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プロフィール

Hiroshi

Author:Hiroshi
2011年から勉強開始

2013年 TOEIC935
2013年 TOEIC965IP
2014年 英検1級(通算9回)
2015年 通訳案内士取得
2015年 英検1級奨励賞受賞

英検® 特化型塾サクシード

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